わらの暮らし

坂田道信さんとのご縁

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 今年のお客様のスタートは、はがき道の創始者、はがき道の坂田道信先生ご夫妻が大晦日から元旦にかけて宿泊してくださいました。

 私たちが送付させて頂いたWaRa倶楽無の案内状が届いたと同時にすぐに、連絡を下さり

「おめでとうございます。今案内状が着いたよ〜。年越しで宿泊させてください。今まで一度も年越しから元旦にかけて自宅を離れたことはないけれど、今回は特別船越さんの所で新年を迎えさせてください。よろしく願いいたします。」

誰よりも早くお祝いとご予約をくださいました。

お陰でオープンに伴う不安感がかなり和らぎました。

坂田先生は今までも私たちがつまづいた時、苦しい時、悩んだ時、絶望した時、人生のターニングポイントで不思議と私たちの前に現れ、その時その時に必要な言葉をくださいました。

わら創業時、集客と経営に悩んでいた時

「狭い世界の範囲で仕事をしていると我慢をしなければいけなくなり自分らしさが潰されるよ。日本中を相手に船越さんの波長の合う人だけと繋がったら、良い仕事に恵まれ、必ず経済も時間はかかるけれど安定しますよ。」と言って下さいました。

 25年前穀物菜食を理解する人の人口は本当に少なかったのですが、この言葉通りの経営をしたお陰で本当に日本中の心ある縁ある人々と繋がることが出来ました。

 その後わらの存在が多くの人に知られるようになりお客さんも大勢来てくださるようになり、講演させていただく回数も増え、本も出版できるようになった時、坂田先生がふらっと来られて

「絶好調は没落の始まりだよ。絶好調のときこそ手放すことが大切だよ」

 この言葉に後押しされて、わらをいったん閉めすべてを捨ててニュージーランドへ行く決心が出来ました。 

 今回も
「今、船越さんがが在るのはご両親や、奥さん、家族、そして重ね煮を教えてくれた小川法慶先生のお陰ということを忘れず恩に報いるよう仕事をしようね。」 

 そして、次のような身に余るお手紙を頂きました。

“船越康弘様

 ありがとうございます。
 おととい旅から帰ってみますとお便りをいただいていまして、生まれ変わり、脱皮、今までの人生を卒学されまして、あらゆる人生の経験を土台にして新しい深い人生に入られたと知りました。まことにおめでたいことです。

 御縁庵の行事はほとんど船越様から教えていただいたものです。
 私たちにとっては恩人でもあると妻と話しています。
 すぐに電話させていただきまして31日には伺うことになり喜んでいます。
 私たちの人生で12月の31日に外泊するのは初めてのことです。

 さて、船越様は料理の世界をコペルニクス的に進歩、発展、変化されたお人だと思っています。人類の歴史上料理の思想が船越様を境目にして変わったのだと認識、理解してその偉大なる功績を思っています。

 これらは世間の人は時間がたたないと分からないと思います。
 貴種、天才、変わったお方、一筋縄ではいかないお方、人生を見事に自分の思うように生きられているお方ですから、私にとっては1番に関心興味があり密かに学ばせていただいています。私にはないものを持っていられてかなわないお方です。

 それらはどんなにいい本よりも現実が現場が真理の宝庫。効き目がある薬と同じ。最高の教科書だといえます。

 まずはお礼を申し上げまして喜びの便りとさせていただきます。
   坂田道信 拝“

つくづく『出会いは人生の宝物』をありがたく実感しています。

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