わらの暮らし

放射能は解毒できるのか

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35年前、重ね煮の創始者 小川法慶先生のところで住み込みの研修をさせていただいていた時、週1回長崎の秋月辰一郎博士のところに小川先生の山の湧き水を届けさせていただいていました。
玄米と塩と味噌の大切さをよく聞かせていただいていました 秋月先生は、1945年8がつ9日長崎に原爆が落とされたとき、爆心地から1.8キロしか離れていないところで被爆されました。
しかし秋月先生も先生が勤務されていた聖フランシスコ病院のスタッフも原爆症の症状が出なかったそうです。それは秋月先生の次のような適切な指示のおかげによるものだそうです
『原爆を受けた人には塩がいい、玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩辛い味噌汁を作って毎日食べさせろ。そして甘いものを避けろ,砂糖は絶対いかんぞ』   〔秋月辰一郎著 「死の同心円-長崎被爆医師の記録」 〕
砂糖を禁じ、塩気を取るように進めたのは 塩のナトリウムイオンは造血細胞に活力を与え 砂糖にはその正反対の作用をもたらすという食養医学の考えからきたものです
秋月先生の著書は日本より欧米で読まれていて チェルノブイリ原発事故のあと
、当時のソビエトやヨーロッパで味噌がたくさん売れたそうです
玄米や味噌で放射能が防げるのか? 科学的根拠はあるのか? 私にはそんなことより、秋月先生の指示に従った人々はその後被爆による原爆症が出ず、奇跡的に助かったという事実がある。同じ距離で被爆した人は、皆 原爆症に苦しみながら早くに亡くなっています
味噌や玄米が体にいい事はみんな知っています。味噌や玄米を食べることによってのデメリットはほとんど考えられません。だとするなら 玄米や味噌を食べることに否定的な考えを持つ必要は一切ないと思います。
私が食養の仲間の中で最も信頼している橋本宙八さんは次のように言っています
「食べ物による放射能対策」
1 すぐに昆布を食べること 10センチ角の昆布2枚(ヨウ素剤1錠に相当)を水に戻して出汁と昆布の両方で食べるとよい 
1 味噌汁を飲むこと 自然発酵の味噌を使い,海草と混載の味噌汁
1 玄米にごま塩をかけて食べること 子供は薄味にする
1 梅干を食べましょう
1 毎食、漬物も食べましょう
1 主食は穀物 玄米が1番よい
1 蓮根を食べたり 蓮根のお茶を飲みましょう
1 豆類も心がけて食べましょう
1 気をつけるべき食べ物・飲み物 砂糖入りのお菓子 チョコレート アイスクリーム 清涼飲料水
1 穀物を中心にした和食 小食にしてよくかんで食べましょう
要するに日本の伝統食を食べていればいいということのようです
ちなみにわらでは、いつもより多めに昆布を入れてだしをとっています。また根昆布を前の晩からコップ1杯の水につけて翌朝飲むように子供たちに言っています
水分補給は、ほとんどすべて,メモリザ(玄米コーヒー 黒煎り玄米茶)でとっています
1日1回は納豆に生味噌であじをつけて食べています。
また毎日,菊芋の生味噌漬けもしっかりと食べています
もちろん基本は穀物菜食に沢庵漬けは欠かせません
常備菜として毎食 食卓には,重ね煮のひじき蓮根 千きり大根 小豆かぼちゃ これを我が家では3種の神器として必ず常備しています。
ただ あまりにもおいしいのでついつい食べ過ぎてしまいます 少食一番難しいと感じています
しかし被災した方のことを考えればそんなことはいってられません
今回の震災が教えてくれたことは 私たちの生活の 居、食、住 すべてのライフスタイルを自然との共存に向けてシフトすることなのではないでしょうか。
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