滋賀県から来てくれている研修生のTちゃんが、滋賀の伝統食である鮒寿司を「わら」の皆に食べてもらいたいと手配してくれたものが今日届きました。
早速、夕食に、お頭付で一匹まるままの立派な鮒寿司が登場!
みんな その雄姿にさそわれてのぞきこんだ次の瞬間、『臭いー!』と言ってのけぞりました。
この臭さは、到底 文字で表すことはできません。そしてここまでのにおいのあるもの食べるなど想像を絶します
しかし Tちゃんは、こんなにおいしいものはないと言って、ほんとうに、ほんとうにおいしそうに食べています。
日ごろ「日本の伝統食に勝るものはない!世界一の食文化だ!」を口癖のように言っている私が食べないわけには行かず、恐る、恐る息を止めて口の中へ、一口噛むと口中に広がる強烈な臭い、しかし吐き出すわけには行かず、笑顔で2口、3口とかんでいるうちに、酸味と塩気が見事に溶け込んでかもし出すなんともいえない旨みが出てきました。「う・う・う・旨い、旨い、これは旨い」と叫んでいました
東京から来ているKちゃんも大喜びでおいしいおいしいと食べましたが、それ以外の家族や研修生はまったく食べれませんでした。
皆さんも是非お試しあれ!
ふなずの解説を滋賀県のホームページより抜粋します
鮒(ふな)ずしは、塩漬けにした鮒をご飯に漬け込んで発酵させた「なれずし」です。材料には、琵琶湖の固有種のニゴロブナの子持ちが最も適しています。以前は、各家庭で保存食としてつくられていましたが、近年、ニゴロブナが減少したこともあり、鮒ずしをつくる家庭は減っています。しかし、今でも根強い人気があり、滋賀県の特産品となっています。その味は、独特でかつ絶妙、多くの人に親しまれています。
作り方は、鮒の鱗をとり、内臓を抜き、腹に塩を詰め、塩漬けにします。3か月以上たって、夏の暑い時期に塩漬けした鮒を桶から取り出し、水で良く洗い、干してから、今度は、ご飯と一緒に桶に漬けこみます。これを「本漬け」といいます。桶に水をはって数か月以上発酵させてできあがります。琵琶湖の「なれずし」には、その他にもハス、ウグイ、オイカワ等があります。
とにかく臭いけどおいしい それに自然の乳酸菌の宝庫であることは間違いありません。美容と健康にいいことには間違い無しです、それになにより
日本人として寿司のルーツの味を知っておいてはいかがでしょうか。
挑戦した方は是非感想をお聞かせ下さい