九州北部豪雨復興支援のイベントを開催させていただきました。今回の被害を大きくしてしまった原因の一つに杉・檜の人工林の拡大がかかわっています。観測史上最も多い記録的な豪雨となった九州北部豪雨。豪雨によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
わらの研修生の実家も大きな被害にあいました。今後、全国どこでも起こりうる土砂災害から生命・財産を守るために、今からできることは何かについて、おいしいうどんを食べながら皆さんとシェアさせていただきました。
今回のうどん作りには、わらが最も信頼するそして友情のあるうどん屋2軒が応援してくださいました。1軒は福岡にあるうどん屋さん “わらの蔵 恕庵”(福岡ミシュランの店)の中島慶達さんが石臼挽き小麦粉をご寄付くださいました。製麺は岡山の老舗うどん屋さん “名玄” の平井芳和さん(日本熊森協会岡山支部長)が引き受けてくださいました。
ありがたいことにこのようなイベントを開催するたび、多くの友人が誠意ある愛情いっぱいの応援をしてくださいます。今回も小麦粉や製麺されたうどんが届いたとき、その向こうにある中島さんや平井さんのお気持ちが伝わり、胸が熱くなりました。ご支援のイベントを主催させてもらっているわたし自身が一番応援してもらい、幸せを受け取らせてもらっているのだと思います。
小麦粉もうどんも何も語ることはできませんが、わたしが料理させていただくとき、いつも念じて心がけていること「物言わぬものに物言わす物づくり」を実感させていただきました。
この大切な大切なうどんは、長男・謙雄と長女・藍が、薪炊き・大釜で炎の暑さを楽しみながら汗まみれで湯がいて釜揚げうどんに! 参加者の方々には、湯がきたてアツアツのうどんを生醤油で食べていただきました。
食後には、森のこと、自然環境のこと、食べること、生きること、そして、森の頂点に生きる熊と森と人のつながりについて日本熊森協会の活動を通してお話させていただきました。最後は、わらの里山を実際に歩きながら、里山保全、里山資本主義を軸にした生き方等々もお話しました。また、熊たちが里山まで出てこなくていいようにとみんなでどんぐりや山栗集めもしました。これは、後日、熊森協会によって熊たちに届けられます。
お天気にも恵まれ、参加者の方々には “おいしく・楽しく・ありがたく” を感じてもらうことができました!!!
参加者の方々からいただいた参加費はすべて被災地復興のために寄付させていただきます。ありがとうございました!!!!!
“”幻のうどん” 九州福岡産 石臼製粉した小麦粉を製麺しました!
薪炊き&大釜で釜揚げうどん!