わらの暮らし イベント

巨人の肩に乗る

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わたしのモヤモヤが一気に晴れたのは・・・

今の「わら」がこうして存在するのは、重ね煮の創始者 小川法慶先生との出会いが始まり。

病弱だった私は、マクロビオティックに出会い劇的に健康を取り戻したけれど、40年前のマクロバイオティックの料理はこころワクワクするものではありませんでした。そして、ねばならないという義務的要素も多くなんとなく押し付けを感じていた時に小川先生の美味しい重ね煮に出会ったのです。今までのモヤモヤが一気に晴れ、爽快になったことを今でも鮮明に覚えています!

先生はまず料理を通して

感謝・歓喜・親和・協力・利他の心を育み、幸福への道標となし、何よりおはようからおやすみまでの日常生活が大切だ

と教えてくださいました。

それが「わら」の変わらないモットー
美味しく 楽しく ありがたく
につながっています。

私の進むべき道は・・・

小川先生のご縁から、私の人生を変える福岡正信氏との出会いが待っていました。

ちょうどその頃読んだ本、レイチェルカーソンの『沈黙の春』、有吉佐和子さんの『複合汚染』の影響もあって、私の進むべき道はお百姓以外ない!と決心。 船越康弘、二十歳の時。

そして、非農家だった私は農地取得のために資金作りと入植地探しに明け暮れました。8年かかってやっと現在の「わら」の場所に運命的に出会い、家族で入植したのです。

しかしながら、8年かけて必死で貯めた資金は住んでいた家の火事と、その火事が原因で大病を患った次男耕太の治療費にすべてつぎ込み、わたしたち家族は一文無しになってしまいました。

農地・家・農機具・農業を始めるための資金は全額借金、まさにマイナスからの出発でした。8年の準備期間中たくさんの農業書は読んでいたものの、農業経験は0。

情熱だけで農家を生業としてやっていけるはずもなく・・・
最初に作付けした、米・キャベツ・白菜は全て全滅。
翌年、前職の付き合いから自然派化粧品との契約栽培でへちま水の栽培に挑戦するもこれまた壊滅状態。

小さな子供を抱え、生活のめどは立たず、借金が膨らむばかり・・・。

そんな時、妻かおりのアドバイスによって農業を一時断念。自然食の宿とレストランを開業。もちろん、農業への未来を信じて、宿の名は「百姓屋敷わら」

「わら」は、福岡正信先生の著書『わら一本の革命』からいただきました。

この宿の経営も順風満帆とはならず、1年間無収入、半年間お客様はゼロ。

しかしこの仕事は、料理が大好きな私の性分にあっていたのと「重ね煮」のおかげで、一年が経った頃から少しずつお客様も増え、3年後には何とか生活できるようになり、5年後には安定していったのです。その間も、生活用水の停止等、危機的状況は何度かありましたが、
「食べること」「料理すること」「お話すること」が大好きな私にとってまさに天職
ただただ一直線に進んでいくのみでした。

その後、ニュージーランドへ家族全員で移住。そこで始めた「オーベルジュわらNZ」もお客様に支えていただき、順調に成長させていくことができました。

巨人との出会い

ニュージーランドでも農業への思いは強く、シュタイナーの「バイオダイナミクス農法」もずっと学ばせていただきました。

7年のニュージーランド生活を終え、帰国後すぐに、まず主食のお米を確保するための米作りを無肥料無農薬で再スタート。しかしながらはじめの5年間はほとんど収穫なし。

そんな時出会ったのが、「ナチュラルハーモニー」代表の河名秀郎さん。曲がりなりにも20年以上有機農業をしてきた私にとって河名さんのお話は衝撃的でした。

無肥料無農薬の専業農家が経済的に成り立っているということ。
そして、その流通システムもきちんと機能し、そして今も広がっているということ。

二十歳の時、私が夢見た社会が河名をさんを中心に進化しているという事実。
出会った10日後には、横浜の河名さんの連続講座を受講。即座に12回シリーズの DVD 講座も購入。
何度も何度も繰り返し見せていただき、農業のこともさることながら生き方・人生の師に出会ったと感激しました。

その年の暮れ、河名さんの案内で「全国自然栽培普及会」の会長高橋博さんの畑に案内していただきました。今でも高橋さんの畑に立った時の感激は忘れられません。

高橋さんの畑の存在そのものが神々しく、体が熱くなり、涙が出たことを今も鮮明に覚えています。その畑で収穫された人参は、私の60年の人生でこれほど美味しい人参を食べたことはない!という美味しさだったのです。

高橋さんは力みもなく淡々と

自然からこの畑を人間の餌場としてお借りしている。自然を先生として人間の指導者は存在しません。

自然に対する謙虚な気持ちと祈りと感謝を持って、30年以上この畑と向き合ってきたからこそ、高橋さんの畑に涙したのだと腑に落ちました。河名さんや高橋さんが目指すものをこの畑が教えてくれました。

翌年、岡山で河名さんの講演会を主催。
わらでの農業研修会も 開催させていただきました。

それ以来、畑に立つ時の私の姿勢は大きく変化したのです。

あのアイザックニュートンは

私は巨人の肩に乗っているからこそ遠くまで見ることができた。創造性を生み出すのは99%は先人が残してくれたモノ。創造性は自分一人ではできない。残りの1%の部分にほんの少しだけ自分のオリジナルが加わった時、素晴らしいものができる。

と言っています。
「わら」に入植して25年にしてやっと、本ではなく現実の巨人の肩に乗ることでオリジナリティというよりは大きな方向性を見出せた気がしました。

2人目の巨人は・・・

2年後、農を生業としている巨人の肩に乗るチャンスが到来。大阪の松原まきさん主催してくださったコラボ講演会のお相手が、なんと岡本よりたかさん

私はそれまで岡本さんについて全くの無知。ところがお話を聞いてびっくり。

農業に対する深い思い× 科学的ものの見方×深い洞察力× 論理性× 愛情深い観察力
私にはないものばかり

自然栽培・自然農法・不耕起栽培など、具体的農法に関する情報過多に混乱していた私にとって、この人の肩に乗れば農の具体的な道筋や方法論が見えてくるに違いないと直感しました。その場で私は「わら」で岡本さんの自然栽培連続講座を開催することを決めました。

ついに今年の春からスタート。午前中の岡本さんの座学では経験から気付かれた具体的な理論と方法論に興奮し、午後からの畑での実習は本当に具体的に役立つ技術が満載

もう嬉しくて嬉しくてワクワク が止まりません。他の受講生の方々に、このセミナーを一番楽しんでいるのは船越さんですねと毎回言われます。

そして何より楽しみなのが、セミナー終了後の岡本さんとのプライベートコーヒーブレイク。
毎回講座では聞くことのできない人間岡本よりたかの生き様に触れることでした。
いつもいつも、じわじわゆっくりと岡本さんの暖かさを感じて幸せな時間を味わっています。

つくづく、知識より体験、ご本人に直接会う・触れる・感じる ことの大切さを実感しています。

学ぶの語源は、真似る-まねぶ-学ぶ

自分がやりたいこと・成し遂げたいことがあるなら、それをすでにやっている人の真似をする、これが最も確実な方法。

本物の「巨人」に出会い、本物の「巨人」の肩に乗せてもらう。岡本さんのセミナーも残すとこあと一回。しっかりと肩に乗せてもらい、その高みからしか見えないものをしっかりと見せてもらおうと思っています。

3人目の巨人は・・・

今年の秋から来年の夏まで1 シーズン かけて3人目の巨人の肩に乗せてもらいます。

その方は菌ちゃん先生こと吉田俊道さんです。

実は3人の巨人の中で吉田さんとのご縁が一番古く、もう18年以上も前に遡ります。

吉田さんが周りの反対を押し切って県職員をやめ、一農家としてスタートして大地といのちの会を設立されて間もなくの頃、当時ニュージーランドに暮らしていた私を3年連続講師として招いてくださっていたのです。

そして12年前ニュージーランドから帰ってきた時のこと、7年間耕作放棄地として荒れ放題の「わら」の畑を目の当たりにした時、私は途方に暮れました。その時

耕作放棄地ほど無農薬栽培に適した場所はありません。最高の畑になりますよ!

とアドバイスしてくれたのが吉田さん。そのおかげで「わら」の畑は蘇ったのです。

さらに雑木林だったうら山を開墾して新たにに畑にしようとしましたが、粘土質の赤土で畑として使えるような土地ではありません。その上石がゴロゴロ。1年目は全く収穫できず・・・。そんな土地を見事なまでのふかふかの畑にしてくれたのが生ゴミ堆肥の菌ちゃん農法です。

たまたま今年の6月、吉田さんの岡山での講演会の前日が1日ぽっかり空いたので「わら」に来ていただき、プライベートセミナーを開催。初めて吉田さんの講義と実習を受講する機会をを与えられました。この18年間の吉田さんの進化と実績に言葉を失いました。特に小さな子どもたちが心身ともに大きく向上した実績の数々。人にものを伝えることを仕事にしている者にとって、小さな子どもたちに大きな影響を与えることができるというのは究極の目標であり大きな夢です。それを見事にやってのけていた吉田さん。この人から一から学びたい!と心から思いました。

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3人の巨人の肩に乗せてもらった私の未来は・・・?

私の座右の銘

「どれだけ多くの人々にどれだけ良き影響を与えることができたかどうか、それを人生の成功という名の定義にしたい」

 

まさにこのことを この3人の巨人は実現しています。農業を通して自分の生き方を探り、人に喜んでもらうという夢をもち、その夢を叶えています。

今、巷でもてはやされている成功法則や夢実現は、お金やたくさんのものを手に入れることが幸せになるという現世御利益的な考え方が多いような気がします。

しかし、このお三方は夢を夢として終わらせず、夢の先にあるもの、縁のある人の幸せや未来の世界、子どもたちの未来に対して「利他」という共通認識を感じます。だからこそ、私には到底越えられそうもない数々の困難にあってもそれを受け入れ現実を変えてこられました。

夢に利他をプラスすることで、それが志になっていたのでしょう。夢が志に変わったら挫折することはないように思います。高額の座学のみの夢実現や成功セミナーに時間とお金を使うなら、是非私の尊敬してやまないこの3の巨人に出会ってください。

この3人に共通した生き方をあらわすぴったりの格言があります。

 

「いつ死んでもいいように今を生きる 永遠に生きるように今学べ」

 

今私は還暦を過ぎましたが、なんだかワクワクして楽しくて仕方ありません。

この3人の巨人の肩に乗せてもらい、私にどんなクリエイティブな未来が待っているのでしょう。どんな生き方をしていくのでしょう。

このお三方のいいとこさがしをしてTTP「徹底的にパクる」
そしてわらオリジナルな農のあり方を追求する。
今まさに自然災害を通して何かを伝えようとしているこの地球と共に、太陽 土 水 空気 に感謝して楽しく安心して生きていこうと思っています。

還暦を過ぎた私にこれからの大きな希望と光を見せ続けてくれる3人の巨人さん、肩に乗せてはるか遠くを見せてくれてありがとう。そしてこれからもよろしく。

人生は楽しむために!

 

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10月27日から3人目の巨人、菌ちゃん先生から農業を学ぶ連続講座「菌ちゃん 命の学校 in わら」が始まります。
わたしと一緒に巨人の肩に乗って、そこから見える世界を見ませんか?

 

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