百姓屋敷「わら」ヘッダー画像

お客様の声

「わら」に宿泊されたお客様より、感想をいただきましたので、
ご本人様の承諾を得て、ご紹介させていただきます。

もう夏も終わり。
秋の足音を聞き、ちょっぴりさみしさを感じる今日この頃。

今年の夏を振り返ってみると、
いろいろな人に出会い、いろいろなことを経験。 感動と気づきの多い、
実りある季節だったと思う。 その体験の一つが、念願だった自然食料理で人気の宿、
百姓屋敷「わら」へ泊まったこと。

わらを知ったのは2003年。 ワンネススクールに置いてあった
『わらのごはん』(地湧社)という本を通じて。

その本を読んで、すぐに「行ってみたい!」と思ったが、 わらを経営している
船越さん一家は、 その頃、ニュージーランドへ移住されていた。

「ああ、残念」と思いながら月日は去り・・・
最近、友人たちのブログを読んでいたら、 何度も「重ね煮」という言葉が出てきたので、
もしかしたら・・・と思って調べてみると、 「わら」で学ばれた方が主宰している料理教室へ
行ったという日記だった。

さらに調べてみると、船越さん一家は戻ってきていて、
な、なんと、先月から「わら」の宿泊を再開しているという。これは「呼ばれてる!」と感じ、
早速電話。 今週の月、火曜に1泊2日で行くことになった。

THE NORTH FACEのバックパックに、 Ganterのサンダルを履き、
息子の手をひいて、いざ出陣!
飛行機で岡山空港へ行き、連絡バスで岡山駅へ。
そこから1時間45分ほどバスに揺られ、 さらに15分ほど車に乗せてもらう。
家を出てから 到着まで7時間――。ところかまわず大声で歌い、笑い、泣き叫ぶ息子。
「おっぱーい!」と言いながら、両手で母の胸をつかんでくる。
本能のまま生きる2歳児との旅は、予想通りの重労働(苦笑)。
でも、到着後にいただいたお料理で、心も体も元気一杯になった!

夕食は、次のようなごちそうが。

おくらの冷汁、クジョルバン(クレープに野菜等をつつんで食べる韓国料理)、
にらの佃煮、おくらとしいたけのポン酢あえ、いんげんのゴマあえ、
ゴマ豆腐(ルッコラのお花つき)、きのことしし唐の餡かけがかかった豆腐、
にんじん・しいたけ・おくら・がんもどきの炊き合わせ、
とうもろこし・きゅうり・たまねぎ・にんじん・大葉のサラダ、きゅうりの冷汁、
玄米小豆ごはん、きゅうりとにんじんのつけもの。息子には、きゅうりの冷汁のかわりに、
じゃがいも・たまねぎ・にんじんの「重ね煮」に、 とうもろこしを入れたスープを出してくれた。
「重ね煮」というのは、砂糖や化学調味料をいっさい使わず、
素材を一定の順序で、層のように鍋に重ねて火を入れていくもの。
野菜が持っている自然の「うまみ」を最大限に引き出してくれる、 わらの特徴的な料理法だ。
料理が美味しい。最高に美味しい!
体が喜ぶごちそうに、ビールと日本酒をちょっぴり(?)飲んで、
すっごく幸せな気分なった☆

その後、経営者の船越さんがふらっと挨拶に来てくださる。 気さくで、笑顔が素敵な方だ。

今日の客は3組。
3歳と8歳のお嬢さんを連れたお母さん、 ご夫婦と、その奥様と同僚だという
女性+3歳のお嬢さん、 そして、私と息子。
2人のお嬢さんを連れて来られたお母さんは「わら」の常連さんで、
最近、だんな様をご病気で亡くされたようだ。船越さんは、その8歳の女の子に
「お父さんからプレゼントを預かっているんだ」と、
飯田史彦氏のフォト&メッセージ集『生きがいの宝箱』 (PHP研究所)を手渡していた。
飯田史彦氏といえば、『生きがいの創造』の著者として有名。
この本は数年前に読んでみたが、私にはよくわからない世界で、
途中で挫折してしまった。が、今は違う。コトバが素直に心に響いてくる。

「あの時が、死ぬべき時だったんだよ。
あの時に、お父さんの役目が終わったからなんだ。
最初から、この物質世界に長くいるつもりはなかったんだよ。
お父さんは、お前を一人前に育てるのが役目だったから、
それが終わって、安心して、光の世界に戻っていったんだよ」
このメッセージを、8歳の女の子はどう受けとめるのだろうか。

そして、今の私に必要なメッセージが。
「自分のまわりに起きてくる出来事を、素直に受け入れる覚悟をすることが、
『自分の人生に恋をする』ということだ。恋をしている相手のことは、
なんでも好意的に解釈しちゃうのが、人情っていうもんだよね。
だから、自分の人生に恋をしている人は、どんなトラブルに巻き込まれても、
自分を困らせる『人生』という恋人に対して、『困ったやつだけど、
そこがまたかわいいんだよなぁ』 なんていう、寛大な気持ちで受け入れることが
できるはずなんだ。

ほんの少し、発想を変えるだけでいいんだよ」自分の人生に恋をするなんてステキ☆
考えただけで、ドキドキ&ワクワクする。

翌朝は縁側に出て、幻想的な雲海や、輝く朝日を眺めながら、
船越さんの講演録『わらのお話』(百姓屋敷わら)を読んでみた。

そこには、いろいろなメッセージが。
たとえば・・・感動こそ生きている証であり、感動こそ人生です。
他人には嘘がつけても自分自身には嘘がつけません。
今、自分自身の気持ちに嘘がなければ、常識にとらわれる必要はありません。
実行しないで後悔するより、実行して失敗することの方を私は選んできました。
変人と呼ばれることで周りに対する気兼ねがどんどんなくなり、 楽しい人生が
開けていったのです。 変人は自由人への第一歩です。
これまで「こうあるべき」とか「こうすべき」という常識や枠に どこかとらわれて
生きてきた気がする。 それを外せば楽になるのに。
これから、やりたいことをドンドンやって、もっと自由になりたい。
自分を解放していきたい。最近、そんな風に思う。

ま、はたから見れば、ワタクシ十分「自由人」なんだろうけど・・・(笑)。
「わら」への旅は、今の私にとって本当に意義あるものだった。
息子も、お客さんとして来ていた子どもたちと一緒にお風呂に入ったり、
遊んだりして、充実した1泊2日だったようだ。
帰りのバスでは、「たのしかったねー」とニッコリ笑っていた。

わらは、美味しい料理が食べられるだけでなく、 人生を深く考えるきっかけを与えてくれる。
ここには、絶対、また来たい。 息子との2人旅はなかなか大変なので(苦笑)、
今度は、どなたかぜひ一緒に行きましょう!