人の世の幸せは人と人が逢うことからはじまるよき出逢いを
その時の出逢いがその人の人生を根底から変えることがあるよき出逢いを
ー 相田 みつを
人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢えるしかも、一瞬早すぎ、一瞬遅すぎない時に
ー 森 信三
何と言っても私の人生のターニングポイントは、重ね煮の創始者小川法慶先生との出逢いです。そして小川先生からのご縁で出逢った福岡正信先生 。このお二人との出逢いが、 私自身の人生を田舎で農的暮らしをすると言う 揺るぎない確信を与えられました 。
そのおかげで、わらに出逢うこともでき、 食と暮らしを大切にする生き方の軸がぶれることなく、それでいて、 この生き方に執着しないで 生きていると、食だけではなく、農業、医療、環境、教育、建築 、思想、面白いくらい多方面の方々との、出逢いが与えられました。そのたびに私の人生は深く広くどんどん楽しい人生になっていったように思います。
まさに出逢いが人生を作る。
しみじみ実感しています。
こんな、還暦を過ぎた自分の人生に 、沖縄で、私の料理人生を揺るがすような衝撃的な料理人との出逢いが待っていました。
その料理人の名は、小島圭史さんです。
まだまだもっともっと人生を楽しみ、 魂の進化と意識の向上を目指せとお天道様が後押ししてくれてるように感じました。
私は 想像力だとかクリエイティブな部分が苦手で、私の料理は盗用料理だと自負しています。なので私は趣味と実益を兼ねた、食べ歩きが大好きです。どこのお店に行っても写真を撮りレシピをメモしわらに帰って 真似をして新しいメニューを作る、これがわらのメニュー作りの柱になっています。
ところが小島さんの料理を頂いた瞬間、一品目から写真は撮るけれど、 メニュー、材料や作り方のメモを取ることを しませんでした。
しなかったというよりできなかったんだとと思います。私が料理に関わらせて頂いて40年こんなことは初めてでした。もちろん、小島さんは料理を持ってくるたびに材料から調理の支度仕方まで事細かに教えてくださいました。
しかしながら私はメモを取れず、 ただただ小島さんの料理を味わい楽しませていただきました 。奇をてらった料理はなくて、食材に対する感謝、それを作ってくれたお百姓さんに対する感謝、その先にある自然に感謝 、小島さんの 料理に対する深い思いと愛を感じて あったかい優しい 気持ちになれたと同時に胸が熱くなりました。
まだまだその時に感じた色んな気持ちをお伝えしたいのですが、それよりまず小島さんの料理を食べていただきたい小島さんに出会っていただきたい。
わらで食べ物帰ると運命が変わることを実感して頂いた多くの方々に、小島さんにそして小島さんの料理に出会ってもらいたい。
小島さんにご無理をお願いして6月の1日2日に沖縄から来て頂いて 小島さんの料理を味わう会が実現します。
「物言わぬものに物言わすモノづくり」
この言葉が必ず実感できます。お越しをお待ちしています。
【沖縄XWARAの響宴 究極のヴィーガンフレンチフルコース】
日時:2019年6月1日(土)~2日(日)
宿泊先:WaRa倶楽無
「名前のない料理店」小島圭史
プロフィール
1970年宮城県生まれ。1996年〜2002年にかけ、東京、パリ、マルセイユで修行。その後、沖縄に移住し、県内のホテルやレストランに勤務。20008年、「名前のない料理店」を開業。沖縄食材のみで構成するフランス料理を、出張スタイル(ケータリング)かつコース仕立てで提供する。