わらの暮らし

義母の植えてくれたつつじの木

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35年前、このわらに、ちいさな子ども二人を連れ家族4人で、入植した時、母屋は何箇所も雨漏り、床はボコボコ、建具はガタガタ、お風呂と便所は少し離れた別棟、寒い冬のお風呂は1歳の耕太を裸で、連れてゆき、3歳の謙雄も、裸で移動、いつも寒さと冷たさで泣いていました。私とかおりは覚悟の上だったので、辛くはなかったけれど、それを見た、かおりのお母さんは、孫や娘のことをかわいそうに思ったのでしょう。せめて花を見て、なごんでほしいと、和歌山から、お母さん自身が大切に育てていた、つつじの苗木を十数本持ってきて、広場に植えてくれました。毎年このつつじの花を見るたび、義母の優しさを思い出します。この色のつつじは、このあたりでは珍しいので、2,3年前から近所の方たちが挿し木にして、増やして植えてくれています。10年前に義母は他界しましたが、つつじと一緒に御近所さんに行って、娘一家のこと、いままでありがとう。そしてこれからもよろしくおねがいいたします。とあいさつまわりをしてくれているようです。
今私にも孫を授かり、義母の気持ちが痛いほどわかりました。お義母さんありがとう。お義母さんこれからもこの地で、幸せに生きていきます。

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