今回の研修旅行のメインイベント 鰹節工場の見学。
今回はドキュメンタリー映画「千年の一滴 だし しょうゆ」でも紹介された今給黎鰹節店にお邪魔し、頭切り、身卸し、台断ち(サク切り)、篭立て、しゃじゅく(お湯でかつおの身を煮る)、骨抜き、修繕(形を整える)、焙乾(まきを焚き、煙でいぶす)、荒節、裸節、カビ付け、日干しと、なんと半年以上かけて作る全工程を、丁寧に全て見学させていただきました。
世界に誇る日本の伝統食文化を肌で体感させていただき、日本の伝統食の奥深さ、知恵、自然に対する畏敬の念、全てを使い切るもったいないの精神性の高さ、伝統を守る職人さんの心意気と職人技、真剣さ、仕事に対する深い想いとぶれない軸から醸し出されるあたたい雰囲気、人間味あふれる優しさ、家族経営による和、これら全てがハーモニーとなって日本の味・出汁があるのだと感じました。
多くの気づきと学びを頂きました。
日本で料理に携わる者として、この文化を後世につながせていただきたいと強く想いました。
日本文化に栄光あれ。
お天道様ありがとうございます。
もう一軒、近海物の一本釣り鰹に生涯をかけた宮下誠さんの工場にも伺い、ここでも深い感銘を受けました。
来月7月20日(月・祝)にこの宮下さんと30年間二人三脚で日本の鰹節・出汁に人生をかけた稲葉泰三さんの出汁の取り方教室をわらで開催いたします。
興味のある方はお問い合わせください。